決算インタビュー
2009年3月期第2四半期決算のポイント

2008年11月13日

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10月1日付けで、持株会社体制に移行したスクウェア・エニックス・グループ。新体制に移行後、初めて開かれた第2四半期決算説明会の直後、和田洋一社長に決算のポイントを聞いた。

2009年3月期第2四半期(累計)の決算実績
ゲーム、出版、オンライン、モバイルが好調。
第2四半期連結累計期間の営業利益などを上方修正

2009年3月期第2四半期決算は、直前に第2四半期までの連結累計期間業績を修正しての発表となりました。

和田

ゲーム、出版、オンライン、モバイルが好調。第2四半期連結累計期間の営業利益などを上方修正

ゲーム事業では国内で7月17日に販売したニンテンドーDS向け「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」が貢献しました。出版事業も半期売上高で過去最高を記録し、オンラインゲーム事業とモバイル・コンテンツ事業も非常に好調で、各部門とも万遍なく貢献してくれました。

収益改善の要因を事業別に教えてください。

和田

決算実績と通期業績予想 事業セグメント別売上高と営業利益率

ゲーム事業は「ドラゴンクエストV」が国内出荷のみで115万本のセールスを達成したほか、プレイステーション・ポータブル(PSP)向け「クライシスコア -ファイナルファンタジーVII-」を欧州で発売し、リピート受注分を含めて全世界で62万本を出荷しました。この結果、ゲームソフトの出荷本数は全世界で498万本、国内:205万本、北米:156万本、欧州:136万本という内訳になりました。
オンラインゲーム事業では、「ファイナルファンタジーXI」が引き続き堅調なのに加え、外部に運営を委託しているサービスも順調でした。
モバイル・コンテンツ事業の牽引役となったのは、「ファイナルファンタジーⅣ ジ・アフター -月の帰還-」です。家庭用ゲームソフトとして発売した「ファイナルファンタジーIV」のその後のストーリーをエピソード毎に配信する携帯電話向けゲームで、ニンテンドーDS版の発売2か月後から配信を開始し序章を無料としたほか、配信されるストーリーを順番にプレーしなくても、最後のエピソードに到達できるなど工夫を凝らしました。そうした点を評価いただけたのか、今年2月のサービス開始から9ヶ月で、有料版エピソードが200万ダウンロードを記録しました。このほか、いくつかの改善案も奏功し、営業利益率が前年同期の18.5%から、51.1%へと大幅に改善しました。

出版事業は、メディアミックスの効果をうまく発揮できたと思っています。テレビアニメ化により、「ソウルイーター」や「陰の王」、「セキレイ」などのコミック単行本の販売が伸びたのに加え、「黒執事」のコミック単行本も好調に推移しました。ゲーム攻略本の寄与が相対的に低い時期に好業績となり、事業としての底力がついてきたという手応えを感じています。今後も引き続き「作家の方々とともに成長させていただく」というスタンスで取り組み、結果として営業利益率25%~30%を目指していければと考えています。
AM等事業は、市場全体が厳しい中で、タイトーもその影響を免れませんでした。ただ、業界トップの既存店売上高成長率をキープできたことの意義は大きいでしょう。また、グループ全体のキャッシュフローへの貢献も高く、アミューズメント施設のフランチャイズ展開も9月に1号店を開店したのを皮切りに本格展開を始めました。

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