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この2つは、全く違うゲーム体験になっておりますので、バッティングすることはないと考えています。我々としては、この2つがうまく組み合わさってグループ全体のブランドや収益に貢献することを期待しています。
なお、MMO(多人数同時参加型オンライン)は、運営にも費用がかかり、会社としてはリスクが高い領域になります。ただし、ある程度の地位を獲得することが出来れば、数年間安定的に業績に貢献いたします。このため、「ファイナルファンタジーXIV」も簡単に諦めるのでなく、改善に向けて努めております。
ソーシャルゲーム等は、先ほどご紹介したいくつかの組織で推進しています。我々はソーシャルゲームの開発を目的とした大組織を作るという手法を取りません。意思決定のスピードが鈍らないように、小組織を分散して対応するというのが現在の方針です。
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次にパッケージを販売した後の追加ダウンロードコンテンツによる収益化についてご説明します。 欧米のパブリッシャーでいくつか言及している企業もあるので、皆さんもご存知のところだと思います。当社も1年半ほど前から、主力タイトルには追加ダウンロードコンテンツを実装する方針としております。「デウスエクス」にも実装しております。 収支の観点では、パッケージソフトの販売と追加ダウンロードコンテンツを比べると粗利率が追加ダウンロードコンテンツの方が高いので、収益の全体像を把握するには販売数だけを見ていても分かりません。 「デウスエクス」については、武器等の追加ダウンロードコンテンツの提供も行っていますが、メインは、このスライドで紹介しているゲーム本編中の空白を埋める追加ストーリー「Missing Link」です。こちらは、まだローンチしたばかりですが、数万ダウンロードの実績になっており、今から伸びてくることを期待しています。 「ファイナルファンタジーXIII-2」もそうですが、これからは多くのタイトルにダウンロードによる追加コンテンツを実装していきますので、プロモーションについても発売前後に集中するやり方から、プロジェト全体の展開にあわせて上手く分散して行う方向に全社の戦略を変えていくことを考えています。