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2013(平成25)年3月26日開催 業績予想の修正に関する説明会概要

2013(平成25)年3月26日開催 業績予想の修正に関する説明会概要
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もう一つの大きなポイントとして、特別損失の計上をご説明いたします。 欧米を中心としたグローバル展開については、高品質のゲーム制作という観点では、ある程度の結果を出しておりますが、収益モデルが旧態依然としたままであり、それに加えて販売力が想像以上に弱く、販売本数が足りなかったという点がございます。 従いまして、制作を中止し廃棄するものは廃棄し、見込んでいた収益が上がらないものは一掃したいという事で、特別損失を計上しております。 概要を申し上げますと、コンテンツ廃棄損40億円のうち20数億円が日本の事業会社で制作しているものであり、これを中止つまり廃棄にいたました。 また、米国子会社で昨年からスマートフォン向けにカジュアルゲームを制作する組織を立ち上げましたが、うまく行きませんでしたので、こちらも閉鎖いたしました。これで10億円程度の影響が出ております。 また、一部、欧州のスタジオでも数億円の廃棄損が出ており、合計で約40億円となっております。

コンテンツ評価損に関しては、会計期間が終了しているわけではありませんが、各タイトルの収益見込みの下方修正をしたこと、また事業モデルの見直しをしたことに伴い、評価損を計上する見込みです。これが、日本で約20億円、欧米で約15億円の見込みです。

また、組織再編に関連するその他の損失が、全社で20億円程度発生する見込みであります。

今回、環境変化に対応する様々な手は打ってきましたが、2011年度以降、良い業績が出せておりません。 やるべきことはやってきたつもりですが、私の力が及ばず、このような結果になっていると思います。アミューズメント事業でマイナスが出て、欧米のコンソールゲームでマイナスが出て、ソーシャルゲーム等は良かったものの、MMOも期待したほど寄与していないという状況です。

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これまで蒔いてきた種が、偶然か必然か、全部マイナスでシンクロしてしまったため、当期は大きな赤字になっております。 そこで、経営体制の見直しを考えております。


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