株主の皆様へ

そのような状況下、私どものコンテンツ開発はいかにあるべきでしょうか。鍵となるのは、「フォーカス(集中)」であると私は考えます。お客様の嗜好が多様化・分散化するからこそ、クリエイターが得意とするところにフォーカスすることで、お客様からより評価いただけるコンテンツを作ることができます。従って、ここで地域と申し上げているのは、物理的な地域ではありません。現代のデジタルエンタテインメントの世界において、物理的な国境や境界は意味をなしません。ネットを通じて世界がつながっておりコンテンツの発信は世界同時です。ここでいう地域性とは、物理的なものではなくお客様の多様性ということです。 また、クリエイターの得意とするところも多様です。したがって、クリエイターは自らの得意とするところにフォーカスすることでお客様に最高の体験をお届けすることができるのです。たとえば、JRPG(ジャパニーズ・ロールプレイング・ゲーム)を愛されるお客様は世界中にたくさんいらっしゃいます。そのようなお客様に向けてJRPGにフォーカスして最高のゲームをお届けすることが、結果として世界から評価されることになる、それが現代のデジタルコンテンツビジネスであると私は考えます。

以上、2014年3月期の総括と今後の取り組みについてご説明させていただきました。

2013年3月期の非常に厳しい結果を受けて内外とも大きく開発体制を見直し、自らが得意とするところにフォーカスするということを旨として、コンテンツ開発を行ってきました。その結果、今後多様なスタイル、多様なジャンルのコンテンツが生まれることでしょう。そして、その多様さに通底する大切な価値観は「面白さ」です。クリエイターが自らの得意とするところにフォーカスし「面白さ」を追求することでお客様に最高のコンテンツをお届けする。これが当社グループのコンテンツ開発のあるべき姿であり、当社グループの価値です。

これを実現することにより、早期に営業利益の最高益を更新(図2参照)することを目指し、そのレベルで安定的に収益を確保できる事業基盤を確立して参る所存です。

コンテンツ業界、なかんずくゲーム業界は今、大きな変化の真っただ中にあります。このような変化は、脅威であるとともに大きなチャンスです。積極果敢に攻めることでこのチャンスを自らのものとし、コンテンツ業界のリーディングカンパニーとしてさらなる大きな飛躍を目指します。皆様の変わらぬご支援をお願い申し上げます。

代表取締役社長

松田洋祐

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