2011年11月25日 中央大学 講演概要
「ゲーム産業の業態変化」

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もう1つはひたすらソーシャル(スライド16)。これソーシャルグラフ。これをどう活用するか。元々ゲームというのは僕の定義ですとルールがあるコミュニケーションというのがゲームだと思ってますのでソーシャルというのはゲームにとって本質的なポイントだと思っています。過渡的なものに見えるんですけれどもいかにソーシャル要素を入れるかてことに関しては恐らく今後、全てのゲームがそうなると思います。ソーシャルゲームとか1ジャンルに限定することじゃないですね。元々ゲームってそうだから。スポーツでも将棋でもそうですよね。ルールに基づいたコミュニケーションだと思います。 ソーシャルには、ゲーム内容に加えてもう一つの要素がある。バイラルマーケティングという事ですね。これは以前から存在しましたが、Facebook等、SNSが普及する事で始めて大ブレイクする事になった。マスメディアを補完する位置づけから、本流になった事が重要。大量にTVCMが流れていても、自分のフレンドがコメントしていないゲームは、存在していないのと同じなんですね。Zyngaは、ここに着目している。GreeとDeNAは、ネットワークゲームというソーシャル機能の前者を強みとして伸びている。同じソーシャルゲームでも中身は全然違うんですよ。

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じゃあ次のエコシステムはどうなるか? さっき過渡期だといいました。我々の水平統合にはならないと思っている(スライド17)。水平だが統合ではない。水平統合戦略とかプラットフォーム戦略とか本屋さんに行くといっぱい出てますが古いです。恐らく通用しない。出来合いの各層を「何」で統合するかということでモデルを組み立てなきゃいけない。これは重要。残念ながらまだわかないです。我々も他社もわかっていません。だから今、我々の業界はものすごく面白いです。先ほどお話しました通り、相当のサイズの業界です。しかもいつもイノベーションが起こって、業態転換が強烈に起こって、エコシステムが変わって主役が代わってという極めてダイナミックな業界なんです。今面白いですよ。全員トップになる余地がある大乱戦記です。これがゲーム業界の流れです。

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