2011年11月25日 中央大学 講演概要
「ゲーム産業の業態変化」

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スライド19に書いてあるのは、化学反応を起こすための成分です。 第一はグローバル化。これはもう大前提なので足切りですね。全世界で開発して全世界で売る体制の構築。ただし我々はもう少し積極的に観ています。人材の流動性、機動性を確保すると言う意義が大きい。またマーケティングの観点もあります。ここで他社と比較してユニークなのは、地域ではなく、お客様の嗜好でセグメントするという点ですね。米国人に売るためには米国で作らなければならないという事ではない、というのがポイント。秋葉とロンドンのお兄さんは同じ趣味だけど、秋葉に来るお兄さんと秋葉で卸店を経営しているおじさんとは全く違うものを求めると言う事。この考え方があるので、ますますグローバル化は重要ですし、インフラとしてのネットは必須になる。 次にネットワーク化。コンテンツデザインもさることながら、ビジネスモデルの設計が重要ですね。垂直統合から水平にはなるが、水平統合にはならない。しかも水平の各層が細分化されていっています。最終解が分からないので、各層全てにおいて実地実験をしているところです。 最後に自社IPである事。このIPというのは特許ではなく著作権という意味です。著作権はどういったメディアに固定するかってことによって保護される範囲が決まってきます。ところがネットワーク化、グローバル化、それから、さっきのレイヤーがどんどん分化してくるなんてことを考えるとですね、どう加工していいかって今段階でわかんないんですよ。だったらばどうにでも加工できるように全ての著作権を持っていないとビジネスが展開できないはずなんです。だから拘ってるんです、自社IPに。何々とのコラボレーションをやりましたその瞬間はいいんですけど10年間勝ち残れないんですよ。ビジネスモデルを変えた瞬間にまた契約のやり直しなんですね。機動力が取れない。この3つを柱にしております。

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