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株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
2022年3月期第1四半期決算説明会 質疑応答
日 時:2021年11月5日(金) 18時30分~19時30分
回答者:代表取締役社長 松田洋祐
【主な質疑応答内容】
Q. 期初の業績予想に対し、上期実績の進捗率が高いが、据え置いた背景は?また、今後投入する新作タイトルに対する期待は?
A. HDゲームは、競合他社も今後新作を順次投入するため、今後の動向を見極める必要がある。スマホゲームについても、競争環境が厳しいため、新作の立ち上がりの状況を確認したい。これらの理由により、業績予想を据え置いた。
Q. 新しい技術であるNFTやブロックチェーンを取り込むにあたり、リスクをどのように考えているか?
A. リスクは2点挙げられる。1点目は、現時点で当社がブロックチェーンゲームに関するノウハウを十分持っていないことである。2点目は、現時点でブロックチェーンに関する法制度等が十分整備されていないことである。
Q. MMOはQ2も好調だったが、拡張パッケージを発売するQ3に向け、さらなるアップサイドを期待できるのか?一方、QonQでデジタルエンタテインメント事業の営業利益率が下がった要因は何か?
A. MMOは、Q2のトレンドを維持しながら、拡張パッケージが発売されるQ3において、さらなる収益水準の引き上げを期待したい。デジタルエンタテインメント事業の営業利益率が下がった要因は、HDゲームにおいて、Q2に発売した一部の新作が当初の想定を大幅に下回ったこと、スマートデバイス・PCブラウザ等において、既存タイトルが弱含んだためである。
Q. 今後のHDゲームの新作タイトルは、FY2023/3からFY2024/3にかけ、満遍なく発売される予定か?
A. 各会計年度に偏りなく発売予定。しかしながら、タイトルの開発状況の進捗によっては、当初の予定から変更せざるを得ないケースもありうる。
Q. スマホ・PCブラウザゲーム等において、Q2に複数タイトルのアニバーサリーイベントがあったにもかかわらず弱含んだのは、その他の既存タイトルが弱かったのか?また、今後のモメンタム改善の施策として、既存タイトルの底上げではなく、新作タイトル投入のみによって行うのか?
A. アニバーサリーイベントを実施したタイトルは堅調に推移したものの、それ以外の既存タイトルが弱含んだ。今後については、新作タイトル投入だけでなく、既存タイトルの底上げにも取り組むことで、モメンタムの改善を図る。
Q. ファイナルファンタジー全体の考え方について、HDゲーム、MMO、スマートデバイス・PCブラウザ等のタイトル間で、ユーザーの回流は見られるか?ファイナルファンタジー全体として、今後盛り上げる施策などあれば、教えてほしい。
A. サブセグメント別(HDゲーム、MMO、スマートデバイス・PCブラウザ等)において、ユーザーのプロファイルは、若干異なるものの、面白いゲームを遊びたい欲求を有することは共通しているため、一定の回流は見られると考えている。また、「FINAL FANTASY VII REMAKE」のモバイルゲームを今後2タイトル予定しており、それらのローンチによって、一定の成果が出ることを期待したい。