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自社IP強化
ネットワークを事業の根幹に据えて事業運営していくと、同一タイトルを、コンテンツ化、サービス化する際の自由度が必要になってきます。どのように変化させるかはタイトル制作段階では予測不可能である一方、現行著作権は「何に」変化させるかで権利を押さえます。従って、自社のIPでなければ、事業展開に根本的な障害が発生することが予想されます。 我々が自社IPにこだわるゆえんです。
スクウェア・エニックス、タイトー共、ほぼ全てが自社IPでしたが、アイドス社を買収したことにより、「トゥームレイダー」、「ヒットマン」、「ケイン&リンチ」等々、AAAあるいはAAAになり得るタイトル群が増加いたしました。 もちろん、これに加えて、新規タイトルの構築につきましても、継続して挑戦を続けております。
以上の3点が成長戦略になります。
絶え間ない「改善」
変革に耐えるためには体力が必要です。当年度は、そのための基礎固めも行っております。 コンテンツ制作勘定の適正化及びのれんの臨時償却を行いました。 体質強化、組織活性化を目的として人員調整も行いました。新卒採用、中途採用により350名以上を入社させる一方で800名以上が退社し、社員数は467名の純減となっております。
当年度は最高益を更新することができました。 しかしながら、産業を見渡せば、環境変化の真っただ中です。 決して慢心することなく、次代の産業を牽引するための進化を図ってまいりますので、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
代表取締役社長