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ただ今より、株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス2021年3月期第3四半期(以下「当第3四半期」)決算説明会を開催いたします。本日の説明者は、
代表取締役社長 松田 洋祐
経理財務部長 松田 敦志
です。
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経理財務部長の松田です。当第3四半期の業績は、売上高2,536億円(前年同期比639億円増)、営業利益410億円(同133億円増)、経常利益387億円(同108億円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益183億円(同8億円減)となりました。
営業利益以下の項目に関して説明いたします。営業外費用には、今期の期初からドル円レートで円高が進んだことによる為替差損23億円が含まれます。特別損失には、昨年4月の緊急事態宣言発出に伴う臨時休業による損失等により、36億円計上されています。
また、前年同期比で法人税等が増加しておりますが、海外タイトルに関する売上と費用が国ごとに大きく乖離し、税負担が想定以上に残り、税負担率が上がったことが要因です。
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セグメント別の業績です。デジタルエンタテインメント事業は、売上高2,035億円(前年同期比666億円増)、営業利益422億円(同127億円増)でした。
HDゲームは、家庭用ゲーム機向けタイトルにおいて、「FINAL FANTASY VII REMAKE」、「Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)」等の大型タイトルの発売があったことに加え、カタログタイトルの販売が好調に推移したこと、ライセンス収入等により、前年同期比で増収、黒字転換となりました。
前年同期に「ファイナルファンタジーXIV」と「ドラゴンクエストX」の拡張パッケージの発売があったため減収となったものの、同タイトルの継続課金収入等が前年同期比で増加したことにより増益となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等は、「ドラゴンクエストウォーク」、「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」等の既存タイトルが堅調であったことに加え、当期にサービスを開始した「ドラゴンクエストタクト」と「オクトパストラベラー大陸の覇者」の収益貢献によって、前年同期比で増収増益となりました。
アミューズメント事業は、売上高243億円(前年同期比93億円減)、営業損失11億円(前年同期は営業利益14億円)でした。政府の緊急事態宣言発出を受け、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として第1四半期に国内の店舗を臨時休業としたことにより、前年同期比で大幅な減収、営業損失となりました。
出版事業は、売上高201億円(前年同期比63億円増)、営業利益88億円(同39億円増)でした。マンガアプリの「マンガUP!」や電子書籍等のデジタル媒体での販売が大幅に増加いたしました。また、紙媒体での販売も好調に推移し、前年同期比で増収増益となりました。
ライツ・プロパティ等事業は、売上高70億円(前年同期比5億円増)、営業利益18億円(同11億円増)でした。自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラックの販売等が好調に推移したことから、前年同期比で増収増益となりました。当第3四半期決算の概要は、以上の通りです。
本資料に記載されている将来の業績見通しに関する情報は、2021年2月3日現在のものです。当社は、新たな情報や2021年2月3日以降に発生する事象などによって、見通しまたは予測など、当社の将来の業績に関する見通しを更新しまたは修正する義務を負うものではありません。