IR情報

2018年3月期 株主の皆様へ

これからの事業展開について

当社グループがこれからさらに成長を遂げてゆくための方策として、1.デジタル販売の強化、2.マルチプラットフォーム展開、3.地域展開、4.Game as a Service, Game as Mediaを掲げて事業を進めてまいりました。

地域展開

地域展開は、中東・東南アジア・ラテン諸国、インドが重要戦略地域と述べてまいりましたが、この考えは変わらず、2019年3月期以降はその中でもインドを投資重点地域と定めて展開を図ってゆきたいと考えております。近年のインドは通信インフラが整備され、フィンテックの進展による決済手段が整ってきたことにより、いよいよゲームビジネスを本格的に展開できる環境になりつつあります。このタイミングで改めてインド市場への投資を強化してまいります。また中東地域も非常に有望です。国単位ではなく、広くアラビア語圏と捉えたときその市場は大変魅力的であります。当社ゲームのローカライズ・カルチャライズのみならず、現地デベロッパー支援など、新たなタレント発掘のチャンスと捉えて投資を進めてゆこうと考えております。

Game as a Service, Game as Media

昨今、国内においてeスポーツが大きく話題となっております。eスポーツはその興行的側面がクローズアップされがちですが、当社としては、そういった興行的側面のみに着目するのではなく、むしろそれを支えるプレイヤーのコミュニティをより支援するような施策を通じて、eスポーツが盛り上がるようにサポートしていきたいと考えます。2018年3月期は「Game as a Service」という概念が、いわゆるルートボックス問題と紐づいて大きく物議をかもしましたが、私たちは、この概念は、ユーザーエンゲージメントを高めるゲームデザインとして捉えるべきものと考えており、eスポーツも含めた今後のゲームの在り方を形作る重要な考え方であると捉えています。「Game as Media」もこのようなゲームのサービス化の流れの中で考えるべきものであり、単にプレイするのみならず、ゲーム実況やゲーム観戦がゲームの楽しみ方の一つとして確立され、ゲームのメディア価値に着目した新たな事業展開を考える時代になってきています。


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