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2025年3月期の業績

2025年3月期は、売上高は3,245億円、営業利益は405億円、経常利益は409億円、親会社株主に帰属する当期純利益は244億円と前期比で減収増益となりました。事業概況については、以下セグメント別にご説明申し上げます。

デジタルエンタテインメント事業

2025年3月期は、売上高は2,065億円、営業利益は338億円でした。 HD(High-Definition)ゲーム(HD)においては、「FINAL FANTASY XVI」、「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」、「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」、「FINAL FANTASY VII REBIRTH」等複数の大型タイトルを発売した前期と比較して、新作タイトルからの売上が減少したことにより、前期比で減収となりました。一方で、主に開発費の償却負担や広告宣伝費が前年から減少したこと等に加え、2024年11月に発売した「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の販売が当初の想定を上回ったこと等により、前期の営業損失から黒字転換しました。

MMO(Massively Multiplayer Online:多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、「ファイナルファンタジーXIV」の最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」発売により前期比で増収増益となりました。

スマートデバイス・PCブラウザ等(SD)をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、2024年11月に「エンバーストーリア」のサービスを開始したものの、既存タイトルの弱含み及び前年にロイヤリティ収入の計上があったことにより前期比で減収減益となりました。

アミューズメント事業

アミューズメント事業においては、既存店売上高及び機器販売が前年を上回ったことにより、売上高は712億円、営業利益は78億円となりました。プライズを中心とした店舗運営により、路面店が好調に推移したことに加え、有力タイトルの機器販売があったことから、前期比で増収増益を達成しました。

出版事業

出版事業においては、全体として底堅く推移したものの、前期にアニメ放送をきっかけに大ヒットした「薬屋のひとりごと」の反動減があったことに加え、今後の新作投入に向けた費用の増加等により、売上高は307億円となり、営業利益は109億円となりました。

ライツ・プロパティ等事業

ライツ・プロパティ等事業は、有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が好調だったこと等によって、売上高は190億円、営業利益は60億円となりました。


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