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2021年3月期 株主の皆様へ

2021年3月期のアニュアルレポートより転載しております。

平素より、スクウェア・エニックス・グループの経営にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。2021年3月期は、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界の主要都市の多くでロックダウン(都市封鎖)が実施され、日本国内においても緊急事態宣言が発出されるなど、今まで経験したことのない状況下でのスタートとなりました。その後も、現在に至るまで4度にわたる緊急事態宣言発出を余儀なくされるなど、未だ新型コロナウイルス感染症が収束する兆しが見られません。しかしながら、国外に目を向けるとワクチン接種によるコロナ後の経済再開に向けいち早く動き出しており、今後国内においてもワクチン接種が進むことにより、本格的な経済活動の再開が期待されます。

このように、2021年3月期は世界中が新型コロナウイルス感染症の渦中に巻き込まれた1年ではありましたが、売上高3,325億円、営業利益472億円、当期純利益269億円と、売上高から段階利益に至る全ての項目において、過去最高の業績を記録するとともに、中期業績目標である売上高3,000億円~4,000億円、営業利益400億~500億円を達成することができました。

中期業績目標の達成にあたっては、従前より継続収益の厚みを増すことが最重要ポイントと申し上げてきました。単に一過性の数値達成にとどまらず、継続収益の層が厚みを増し、さらなる成長投資を可能とする収益基盤の確立を実現できたことを評価しています。

以下、セグメント別にご説明申し上げます。


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