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2021(令和3)年5月13日開催 決算説明会概要

2021(令和3)年5月13日開催 決算説明会概要

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社長の松田でございます。2021年3月期の概況についてご説明します。

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当期は、9月に発売した「Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)」が当初の想定を下回る結果となったものの、MMOやスマートデバイス・PCブラウザ等の継続安定収益の基盤拡大によって、中期業績目標である売上高3,000億円~4,000億円、営業利益400億円~500億円を達成することができました。

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デジタルエンタテインメント事業に関しては、今回からサブセグメント別での利益は非開示とします。当社HDゲームの収益性を四半期単独で評価するのは、現在のHDゲームのライフタイム及び当社の開発費の償却に関する会計方針から難しい側面があるためです。
HDゲーム全般のライフタイムが伸びている一方で、当社は新作タイトルの発売まで開発費をコンテンツ制作勘定として、仕掛計上しております。これらを発売後3か月以内で償却することから、ゲームの発売、償却のタイミングにより、四半期ベースの損益は大きく変動します。したがって、HDゲームの業績を四半期単位で開示することが、同事業の評価においてミスリーディングとなる可能性が高いと判断しました。また、期間損益の評価についても、フローのビジネスにあたる、MMOやスマートデバイスを加えたデジタルエンタテインメント事業全体として収益成長を実現することが当社の戦略であることから、各四半期ではなく、累計ベースで開示することがより当社の方針に適うと判断して今回からこのように変更いたしました。

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HDゲームでは、当期にこのような新作タイトルを発売いたしました。

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スマートデバイス・PCブラウザ等では、新作として昨年7月に「ドラゴンクエストタクト」、同10月に「オクトパストラベラー大陸の覇者」、今年の2月に「NieR Re[in]carnation」がそれぞれサービスを開始いたしました。これら3タイトルは当期から収益貢献を開始しています。

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販売本数の開示に関しても、今回見直しを行いました。今までは、ダウンロード販売のうち、直近2か年に発売したタイトルのみを販売本数として開示しておりましたが、今回からは発売時期を問わず、当期に販売されたタイトルは全て販売本数として開示しています。
過去に発売したタイトルのリピート販売本数が、以前と比較して非常に大きくなってきたことが、今回の見直しに至った主な要因です。

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コンテンツ制作勘定の残高に関しては、後ほど中期業績目標のパートにて説明致します。

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アミューズメント事業は、最高会計責任者の松田が説明した通りです。

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出版事業は著しい成長が継続しており、電子媒体と紙媒体ともにバランス良く伸びています。2022年3月期も相応の業績貢献を期待しています。

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ライツ・プロパティ等事業は、堅調な業績推移となりました。

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株主還元に関しては、現行の中期業績目標を達成したことに加え、過去最高の営業キャッシュフローを実現したことから、特別配当10円を期末配当に加算いたします。


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